暗号資産④ープレセールコイン購入の前に、国内取引所で買えない仮想通貨について学ぼう

暗号資産

本記事は教育目的で提供しており、投資等のアドバイスではありません。 正確、かつ記事投稿時点での最新の情報を提供するように心がけていますが、それを保証することはできません。 投資をする際は、必ずご自身でリサーチをした上、自己責任でお願いいたします。

はじめに

本シリーズ記事では、

投資や暗号資産に対する知識がない初心者の方でも分かりやすく

をモットーに解説をしていきます。
投資初心者の方もぜひ、気を張らずに読んでみてください。
各STEPをタップすると該当の記事に飛べます♪


~暗号資産購入までの流れ~

  • STEP1

    まずはざっくりでもよいので、暗号資産とはどのようなものかという最低限の知識を頭に入れておきましょう。

  • STEP2

    投資銘柄を決めるうえでも重要になる、各システム(コンセンサスアルゴリズムといいます)の特徴・メリット・デメリットについて知りましょう。

  • STEP3

    自分がどんな計画で投資したいかを決めます。それによって選ぶ銘柄も変わってきます。

  • STEP4

    ある程度メジャーな通貨であれば、国内の取引所で売買が可能です。
    海外取引所でしか取り扱っていないコイン、プロジェクト開始直後のコインなどを購入する場合もイーサリアムやソラナなどの暗号資産を使用して購入する方法が一般的ですので(一部クレジットカード払いなどもありますが、手数料が高いです!)まずは第一歩としてメジャーなコインを購入しましょう。

  • STEP5
    プレセール(先行販売)コインを購入してみよう

    ウォレット(暗号資産を保管する財布のようなシステム)・海外取引所のアカウントを開設し、マイナーなコインもいつでも売買ができる環境を作りましょう。新しく出来たばかりのコインはプレセール(先行販売)を行っており、早く購入するほど安く購入できるシステムとなっているところが多いです。プレセールでの購入方法も詳しく説明していきます。

前回のブログ記事では、国内の取引所口座を開設して日本円で暗号資産を購入する方法をご紹介しました。

しかし、暗号資産の世界はそれだけではありません。実は、日本の取引所では購入できない、魅力的な暗号資産が数多く存在するのです。

今回は、そんな知られざる世界への扉を開く鍵となる、「国内取引所“上場前”」の暗号資産取引方法(CEXDEXプレセール) について解説していきます。

STEP5で実際にプレセールの暗号資産を入手する前に、これらの仕組みを理解しておきましょう!

プロジェクト誕生から国内取引所上場までのプロセス

一般的に、新しい暗号資産プロジェクトは、
まずプレセールと呼ばれる初期段階の資金調達を行います。

その後、DEX(分散型取引所)に登録し、徐々に取引量を増やしていきます。

そして、ある程度の流動性が確保されると、CEX(中央集権型取引所)に上場し
さらに多くの投資家にアクセスできるようになります。

最後に、国内の規制をクリアし、国内取引所に上場することで
日本の投資家も手軽に購入できるようになるのです。

つまり、プレセールやDEXでの取引は、まだ国内取引所に上場していない
将来有望な暗号資産を発見し、いち早く投資するチャンスと言えるでしょう。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについては
次の章からそれぞれ詳しく解説していきます。

CEXとは

従来の取引所に近い存在

CEXは、私たちにとって馴染み深い、従来の証券取引所やFX取引所に似た仕組みを持つ暗号資産取引所です。特定の企業や組織が運営しており、ユーザーはプラットフォーム上で暗号資産の売買を行います。

メリット

  • 使いやすさ:
    • 国内取引所と同様に、分かりやすいインターフェースで操作できます。
    • 日本語対応しているCEXも多く、初心者でも安心して利用できます。
  • 豊富な通貨:
    • 国内取引所よりも圧倒的に多くの種類の暗号資産を取り扱っています。
    • まだ日本で知られていない将来有望なコインを発見できる可能性も。
  • 高い流動性:
    • 利用者数が多いため、スムーズに売買が成立しやすいです。
    • 欲しい時に欲しい価格で取引できる可能性が高まります。

デメリット

  • ハッキングリスク:
    • 大量の暗号資産を保有しているため、ハッカーの標的になりやすいです。
    • 過去にCEXがハッキングされ、ユーザーの資産が盗まれた事例もあります。
  • 資産凍結の可能性:
    • 運営企業の方針や法的規制により、ユーザーの資産が凍結される可能性があります。
    • 特に、規制の厳しい国では注意が必要です。

代表的なCEX

  • Binance: 世界最大のCEX。豊富な通貨ペア、低い手数料が魅力。
  • KuCoin: 多様なアルトコインを取り扱っており、将来有望なコインを発見できるかも。
  • Bybit: デリバティブ取引に強く、上級者向けのCEX。
  • OKX: こちらもデリバティブ取引が盛ん。様々な金融商品を提供。

CEXは、豊富な選択肢と高い流動性が魅力ですが、セキュリティリスクや資産凍結の可能性も考慮する必要があります。利用する際は、信頼できるCEXを選び、セキュリティ対策を徹底しましょう。

DEXとは

管理者不在、ユーザー同士の自由な取引

DEXは、CEXとは異なり、特定の管理者や運営企業が存在しない、ブロックチェーン技術を基盤とした取引所です。スマートコントラクトと呼ばれるプログラムによって自動的に取引が実行され、ユーザーは自分のウォレットをDEXに接続して直接暗号資産の売買を行います。

メリット

  • 高い匿名性:
    • DEXでは、個人情報の登録やKYC(本人確認)が不要な場合が多いです。
    • プライバシーを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となります。
  • 検閲耐性:
    • 管理者不在のため、政府や企業による取引の制限や検閲を受けにくい特徴があります。
    • 表現の自由や経済活動の自由を重視するユーザーに支持されています。
  • 新たなプロジェクトへの早期アクセス:
    • 新しい暗号資産プロジェクトは、まずDEXに上場することが一般的です。
    • 将来有望なプロジェクトを早期に発見し、投資するチャンスがあります。

デメリット

  • 使いにくさ:
    • CEXに比べて操作が複雑で、慣れるまで時間がかかる場合があります。
    • 特に、初心者にとってはハードルが高いと感じるかもしれません。
  • 低い流動性:
    • CEXに比べて利用者数が少ないため、取引が成立しにくい場合があります。
    • 特に、マイナーなコインは流動性が低く、希望の価格で取引できない可能性も。
  • 詐欺リスク:
    • 管理者不在のため、詐欺プロジェクトが紛れ込む可能性があります。
    • 投資する前に、プロジェクトの情報を十分に確認する必要があります。

代表的なDEX

  • Uniswap: イーサリアムブロックチェーン上で最も人気のあるDEX。
  • PancakeSwap: バイナンススマートチェーン上で人気のDEX。可愛いパンケーキがトレードマーク。
  • SushiSwap: Uniswapからフォーク(分岐)して誕生したDEX。独自の機能を追加。
  • Curve Finance: ステーブルコインの交換に特化したDEX。低い手数料が魅力。

DEXは、自由度が高く、新たなプロジェクトへの早期アクセスが可能な一方、使いにくさや詐欺リスクにも注意が必要です。利用する際は、しっかりと情報収集を行い、自己責任で取引を行うようにしましょう。

プレセールとは

プロジェクトの将来性に投資

プレセールとは、新しい暗号資産プロジェクトが、開発資金やマーケティング費用などを調達するために、プロジェクトの立ち上げ初期段階に行うトークン販売のことです。一般的に、プレセールで購入できるトークンは、後々取引所に上場した際に価格が上昇することが期待されています。

メリット

  • 割安で購入できる可能性:
    • プレセールでは、一般的に市場価格よりも低い価格でトークンを購入できます。
    • プロジェクトが成功すれば、大きな利益を得られる可能性があります。
  • アーリーアダプター特典:
    • プレセール参加者には、プロジェクトの将来的な発展に貢献した証として、特別な特典が与えられる場合があります。
    • 例えば、限定NFTの配布や、将来のエアドロップ(無料配布)などがあります。
  • 将来有望なプロジェクトへの早期投資:
    • プレセールは、まだ世の中に広く知られていない将来有望なプロジェクトを発見し、投資する絶好の機会です。
    • アーリーステージでの投資は、大きなリターンに繋がる可能性を秘めています。

デメリット

  • プロジェクト失敗のリスク:
    • すべてのプロジェクトが成功するわけではありません。
    • 投資したプロジェクトが失敗した場合、資金を失う可能性があります。
  • 詐欺の可能性:
    • プレセールには、詐欺プロジェクトが紛れ込んでいる可能性があります。
    • 投資する前に、プロジェクトの情報を徹底的に調査する必要があります。
  • 流動性の欠如:
    • プレセールで購入したトークンは、すぐに売買できない場合があります。
    • プロジェクトが取引所に上場するまで、流動性が低い状態が続く可能性があります。

プレセール情報入手方法

  • プロジェクト公式サイト:
    • プレセール情報は、プロジェクトの公式サイトで公開されることが多いです。
    • 公式サイトをこまめにチェックし、最新情報を収集しましょう。
  • SNS:
    • プロジェクトの公式TwitterやTelegramなどのSNSでも、プレセール情報が発信されます。
    • 公式アカウントをフォローし、情報を見逃さないようにしましょう。
  • 暗号資産情報サイト:
    • CoinMarketCapやCoinGeckoなどの暗号資産情報サイトでも、プレセール情報が掲載される場合があります。
    • これらのサイトを活用して、幅広い情報を収集しましょう。

プレセールは、大きなリターンを狙える一方、リスクも伴います。投資を行う際は、DYOR(Do Your Own Research:自分で調査する)を徹底し、自己責任で行うようにしましょう。

その他のコイン入手方法

CEX、DEX、プレセール以外にも、暗号資産を入手する方法はいくつか存在します。ここでは、代表的な方法を簡単に紹介します。

  • エアドロップ: プロジェクトの宣伝やコミュニティ拡大を目的として、特定の条件を満たしたユーザーに無料でトークンを配布すること。新しいプロジェクトの情報収集や、ウォレットの積極的な利用がエアドロップ獲得の鍵となります。
  • ハードフォーク: 既存のブロックチェーンが分岐し、新しいブロックチェーンが誕生すること。元のブロックチェーンを保有していたユーザーは、新しいブロックチェーンのトークンも受け取ることができます。ただし、すべてのハードフォークが価値を持つとは限らないため、注意が必要です。
  • マイニング: 計算能力を提供することで、ブロックチェーンの取引承認を行い、報酬として新規発行される暗号資産を受け取ること。専用の機器やソフトウェアが必要となる場合が多く、初心者にはハードルが高い方法と言えるでしょう。
  • ステーキング: 特定の暗号資産を一定期間預け入れることで、ネットワークのセキュリティ維持に貢献し、報酬として利息を受け取ること。手軽に始められる一方、価格変動リスクや流動性リスクも考慮する必要があります。
  • レンディング: 保有する暗号資産を貸し出し、利息を受け取ること。CEXやDeFiプラットフォームを通じて貸し出しを行うことができますが、貸し倒れリスクやプラットフォームのリスクも存在します。

これらの方法は、CEXやDEXでの取引とは異なる形で暗号資産を入手できる可能性を提供します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身の状況に合わせて適切な方法を選択しましょう。

まとめ

今回は、日本の取引所では購入できない暗号資産の入手方法について、CEX、DEX、プレセールの基本的な知識の解説を交えながら説明させていただきました。

CEX、DEX、プレセールの違いを理解することは、あなたの暗号資産投資の可能性を大きく広げます。

しかし、国内取引所に上場していないということは、それだけまだ取引リスクの残るコインであることを忘れないようにしましょう。
それぞれのメリット・デメリットを把握し、銘柄についての下調べを積み、適切な方法を選択することで、リスクを抑えつつより多くの利益獲得のチャンスを掴むことができるでしょう。

次回は、プレセールで実際にコインを購入する方法を具体的に解説していきます。
ぜひ、次回の記事も楽しみにしていてください!

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