ワールドコインって何?生体認証の登録に行ってきたレポート

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ワールドコインとは?

ワールドコインの概要

ワールドコイン (Worldcoin)とは、サンフランシスコとベルリンに拠点を置くTools for Humanityによって開発された仮想通貨、及びそのプロジェクトのことを指しています。

このプロジェクトは2019年に、チャットボットのChatGPT・画像生成のDALL・Eなどで知られるOpenAIの最高責任者であるサム・アルトマンや、マックス・ノベントスターン、アレックス・ブラニアが共同で設立しました。

ワールドコインの目的とは

ワールドコインの目的は、世界中の人々に金融アクセスを提供し、経済的な包摂(≒サポート)を実現することです。具体的には下記のような事項を指します。

  • 金融包摂の促進:
    経済的に不利な地域や人々に対しても、デジタルIDと金融サービスへのアクセスを提供することで、金融包摂を実現します。
  • グローバルなベーシックインカムの支援:
    ユニバーサルな基本所得の概念に基づき、ワールドコインは世界中の人々に仮想通貨を無料で配布することを計画しています。
  • デジタルIDの普及:
    ユーザーのアイデンティティを確認するためのデジタルIDを提供することで、オンラインサービスへのアクセスや金融取引を容易にします。
  • プライバシーとセキュリティの確保:
    ブロックチェーン技術を用いて、ユーザーのプライバシーとデータの安全性を確保しながら、金融サービスを提供します。

特徴的な設計について

ワールドコインは、BOTやAIなどが作り出した架空のアカウントによってサービスを悪用されないように、「ワールドID」と呼ばれる個人を認証するための独自システムを取り入れています。

このシステムでは、瞳の虹彩認証システムを利用しています。
人間の瞳の虹彩には下記のような特徴があり、虹彩認証システムを使用することで高精度な個人認証を可能にしています。

虹彩は生後18カ月までにパターンが固定され、生涯不変と言われています。そのため成長によって変化する顔情報と異なり満2歳からほぼ情報が変わらないため、ほぼ再登録が不要です。
左右の眼を比較しても異なるパターンを持っており、2つの虹彩がぴったり一致する確率は1078分の1とも言われています。
複製が限りなく難しいものを認証に利用することによって、不正抑止効果も期待できます。

三和コンピュータ株式会社「虹彩認証システムとは?その特徴とさまざまな活用方法」より

登録の手順について

ワールドコインについては全く無知だった私ですが、資産形成の分野に詳しい夫に誘われて
実際に虹彩の登録をしに行ってきました!

手順をざっくりと解説

World Appをダウンロードする

まずはアプリをダウンロードします。
下記よりiPhone/Android用アプリのダウンロードが可能です。

Join Worldcoin
You received an invite to Worldcoin

私の招待コード、もしよければ使ってください!
TV1KXK0
です!

画面上の指示に従いアカウントを作成する

アプリの案内に従い、IDの作成を開始しましょう。
電話番号の認証やパスワードの設定がありますが、指示通りに進めていけばOKです。

アプリ上から虹彩認証の予約を取る

「World IDを認証しましょう」をタップ。
Orb設置場所を探します。

位置情報をオンにすることで、ご自宅から近い順に表示することができます。
(東京・大阪・名古屋・福岡等の大都市圏に設置されています。)

日時を決定します。

予約が確定したら、当日に会場へ向かいましょう。

虹彩認証に必要な持ち物/注意事項

必要な持ち物は、

  • World Appをダウンロードしたスマートフォン端末
  • 写真付き身分証明書

の2点です。
マスク・眼鏡・ハードコンタクトレンズとカラーコンタクトレンズは認証時は外す必要がありますので、普段上記コンタクトを使用されている方は眼鏡に変えて行かれた方がスムーズかと思います。
また、過去に目の手術を受けている方は認証が通らない恐れがあるとのことでした。(会場のスタッフさんよりお聞きしました)

いざ認証会場へ

今回、私たちが予約したのは
渋谷 MAGNET by SHIBUYA 109 の「Centrum」という
コワーキングスペース・イベントスペース。
※皆様のよく想像されるSHIBUYA109(道玄坂のほう)ではなく、駅前のスクランブル交差点付近にある方の109になりますのでご注意ください!

エスカレータで4階に上がり、正面のお店と左手に見えるお店の間の通路を進みます。

突き当りに突如怪しげなドアが!

鍵はかかっていなかったので、このままドアを開けて進みます。

入り口付近に2名のスタッフの方がいらっしゃり、丁寧に案内してくださいます。

身分証の提示をして本人確認を済ませると認証機器「Orb」の前に立って認証開始です。
アプリを操作する必要がありますが、スタッフの方が丁寧に操作を教えてくださるので何も心配いりませんでした。

Orbとはこんな機械です。こちらの機械の操作はスタッフさんが行いますので我々は指示通りにスマホを動かし、Orbを見つめるだけでOKです。

引用元:wired.jp

認証作業はスムーズに進めば5分程度で終わりました。

今後は2週間おきにアプリに通知が来るので、アプリを立ち上げてワールドコインを取得するようスタッフさんから説明を受けて終了となりました。

入り口から醸し出される非日常感に初めはドキドキしましたが、スタッフの方々がとても丁寧に対応してくださってスムーズに認証を終えることができました!

ワールドコインを換金するには?

虹彩認証が終われば、今後定期的にコインを取得することができます。
では、そのコインを換金するには、仮想通貨取引所を使用します。
仮想通貨取引所を使用した換金方法は一般的には下記のような手順となっています。

  1. 取引所口座の開設: ワールドコインを取り扱っている取引所に口座を開設します。
  2. ワールドコインの送金: 取引所で提供されるウォレットにワールドコインを送金します。
  3. 取引所での売買: ワールドコインを売却し、BTCやETHなどの他の通貨に交換します。
  4. 換金: 他の通貨を日本円や米ドルなどの法定通貨に換金し、銀行口座に出金します。

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【まとめ】ワールドコインの懸念点や今後について

ワールドコインは革新的な仮想通貨プロジェクトですが、その運営にはいくつかの懸念点があります。

まず、プライバシーとデータ保護が大きな課題です。虹彩スキャンを用いることで個人の生体情報を収集するため、これがどのように保護され、悪用されないかが重要です。ユーザーのプライバシーがしっかりと守られる保証が必要です。

次に、技術的な信頼性セキュリティリスクです。ワールドコインの運営が使用しているブロックチェーン技術は堅牢ですが、それでもサイバー攻撃のリスクは常に存在します。システムの堅牢性を維持し、ユーザーの資産を安全に保つための対策が不可欠です。

さらに、規制の問題も懸念されています。各国の規制当局が仮想通貨に対して異なるアプローチを取っているため、ワールドコインのグローバルな普及において法的な障害が発生する可能性があります。特に、個人データの取り扱いに関する規制は厳格であり、これを遵守する必要があります。

一方、ワールドコインの今後の展望は非常に明るいです。まず、金融包摂の観点から、多くの人々に金融サービスへのアクセスを提供することが期待されています。特に、銀行口座を持たない人々や、既存の金融システムにアクセスできない人々にとって、ワールドコインは新たな金融機会を提供します。

また、デジタルIDの普及によって、オンラインサービスの利用がより便利になります。ワールドIDを利用することで、さまざまなサービスへのログインや取引が簡単かつ安全に行えるようになります。これにより、デジタル経済の成長がさらに加速するでしょう。

さらに、ワールドコインはグローバルなベーシックインカムの実現を目指しています。全世界の人々に仮想通貨を無料で配布することで、経済的不平等を緩和し、より公平な経済システムを構築することが可能です。

ワールドコインは技術的な課題や規制の問題を乗り越えて、これからのデジタル経済で大切な役割を果たしていくと期待されています。ユーザーのプライバシーとセキュリティをしっかりと確保しながら、金融包摂と経済的公平性の実現に向けて進化していってくれると良いですね。これからの展開がとても楽しみです!

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