はじめに
みなさま、こんにちは!
あっという間に7月ですね。
この時期、我が子たちの通う保育園でも
「手足口病」が大流行していまして
看病に追われているうちに6月が終わっていました…。
今回流行している型はどうやらなかなか症状が重いようで
季節柄、脱水症の危険もありヒヤッとしたので
備忘録としてまとめていきたいと思います。
手足口病の概要について
流行時期 | 夏 |
かかりやすい年齢 | 生後6か月~5歳頃 |
感染経路 | 飛沫感染、経口・接触感染 |
潜伏期間 | 3~6日 |
何度もかかる? | ○ |
おもな症状 | ・手足、口の中に赤い発疹ができる ・食欲不振(口内の発疹の痛みによる) ・熱…出ても38度ほど、1~2日で下がる場合が多い ・下痢や嘔吐…起こる場合も有 |
治療方法 | ・特に治療薬はなく、自然に回復するのを待つ。 ・発疹による食欲不振がひどく栄養が摂れない場合は、 痛み止めの薬が処方される場合もあり。 |
基本的にはそこまで心配しなくてよい病気ですが、「高熱が出る」「頭を痛がる」「ひきつけを起こす」「嘔吐を繰り返す」場合は合併症(無菌性髄膜炎や脳炎)の併発が疑われるため、すぐに受診してください!
長女も次女も過去に手足口病の罹患歴がありますが、今回は
というのが特徴のように感じました。
姉妹の看病の記録を時系列でまとめてみた
0日目

- 体温:夕方37.1℃
- 元気

- 症状なし
1日目

- 体温:38度台で推移
- 小児科受診
- 手足口病と診断
- 普通に食事する

- 症状なし
2日目

- 体温:朝から平熱
- 投薬:痛み止めの飲み薬を飲む
- ロールパンやゼリーなど柔らかいものなら食べられる

- 症状なし
3日目

- 体温:朝から平熱
- 投薬:痛み止めの飲み薬が飲めず、痛み止めの坐薬を試すも効かない
- 朝8時~夜21時まで飲食無し
- 口の中が痛くて一言も発しない
- 救急外来を受診するも、脱水の症状なし→帰宅
- 救急外来から帰宅後にいきなり大量のお茶を飲みメロンパンをガツガツ食べる

- 症状なし
4日目

- 体温:朝から平熱
- 前日夜21時(メロンパンとお茶以降)~夜20時まで飲食無し
- やはり言葉をなにも発しない
- 夜20時にいきなり果物ジュースを3本飲み、蒸しパンを食べる

- お昼前に発疹が出始め、保育園早退
- 体温:日中は平熱→夜に38度台へ
- ゼリーなどは食べられ、水分も摂れる
5日目

- 朝から煎餅をバリバリ食べて元気に保育園へ

- 体温:朝から平熱
- ゼリーなどは食べられ、水分も摂れる
6日目

- 症状なし

- 体温:平熱
- 朝に2度嘔吐
- 小児科受診
- 投薬:痛み止めの飲み薬
- 水分はしっかり摂れているが、食べ物は食べられない
7日目

- 症状なし

- 体温:平熱
- 投薬:痛み止めの飲み薬
- 水分はしっかり摂れているが、食べ物は食べられない
8日目

- 症状なし

- 体温:平熱
- 投薬:痛み止めの飲み薬
- 昼過ぎから急に食欲がわき、ご飯を完食!
という流れで、二人が完全に回復するまで8日間かかりました。
家庭内での感染対策について
子どもが感染症に罹患した際の家庭内での感染対策は特にしていません。
気を遣っても結局うつる時はうつるからです。
我が家は育児に関しては基本私の一馬力なので
アレコレ気にしてメンタルを不安定にしていると生活がまわらなくなります。
あまり先のことは考えずに、「その時考えよう!」なスタンスです。
これは良くも悪くもではありますが…。
大人のみが発症した場合は
子どもたちにうつさないよう極力気をつけますが、
夫婦ともに極度の出不精なので病気を貰ってくることはまずありません(笑)
長時間飲食できていない状態でも、まずは焦らないで
今回、次女が丸一日水分を取れない事態となり
かなり心配しましたが
結果的に脱水にはならずに乗り越えることができました。
途中、あまりにも不安で救急外来にもかかったのですが
「○○時間水分が取れてない」よりも「脱水の症状が出ているか」どうかをしっかり見る
ことが大切だと思いました。
脱水症になっていないのに、バタバタと救急外来に向かい、その先で待ち時間が発生したことは
子どもの負担になってしまったなぁと反省です。
脱水の症状の見分け方

一番手軽なのは、上記のように爪をグッと押して色が戻るまでの時間を見る方法です。
他にも、
という症状は脱水のサインです。
下記小児科のサイトに写真付きで詳しくまとめてあり
大変参考になりましたので紹介させていただきます。
食べられたもの・飲めたもの・あって良かったもの




やさいジュレ、スティックゼリーは
スーパーやドラッグストアで手軽に手に入るので助かります。
クーリッシュはX(旧Twitter)でこれが一番だった!と仰っていた
子持ちの方を見かけて試してみました。
次女は飲めませんでしたが、長女は喜んで飲んでいました。
あとは細いストロー。
口が痛くてコップ飲みが出来なくても、ストローでチビチビ飲みであれば出来るときも。
飲み物に関しては、冷えていると刺激になることもあるので
冷たいもの・常温と2パターン分けて用意しておきました。
それと、次女は看病の記録で書いた通り
いきなりパンを食べ始めたりしました。
(たまたまテーブルの上に置いてあったものです。)
何が食欲を刺激するきっかけになるか分からないので
摂取しやすそうなものにこだわらず、色々な食べ物・飲み物を並べてみるのも良いかもしれません。
まとめ
手足口病はウイルス自体の感染力が強く、ウイルスの排出期間も長い(1か月ほど)ため
予防するのは難しいです。
ご飯が食べられていなくても、水分が取れていれば大丈夫!
水分が取れていなくても、脱水症状が出ていなければ大丈夫!
(もちろん、心配であれば小児科や救急へ!)
つらいのは数日だけなので、焦らずに
脱水症にならないよう水分補給に気を配りながら乗り切りましょう!
我が家ではマスク等なしで過ごしても大人は罹患しませんでしたが
大人がかかると子どもよりも強い発疹、倦怠感や筋肉痛、悪寒などの症状、40℃ほどの高熱など深刻な症状が出るようなので、どうぞお気を付けください…!!
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