子どもを熱中症から守ろう! 予防方法/見分け方/対処法

育児

はじめに

みなさま こんにちは!
7月に入り、一気に暑さが本格的になってきましたね。
そんなわけで今回は「熱中症」についての記事です。

NHKで放送されている「すくすく子育て」でも熱中症の特集が組まれていました。
番組で放送された内容を軸に、予防方法・熱中症の見分け方・対応の仕方についてまとめていきたいと思います。

なぜ子どもは熱中症になりやすいの?

子どもが大人に比べて熱中症になりやすい理由として、以下のようなものが挙げられます。

①体の構造

  • 体温を下げにくい(体が小さく、体温調節をする血液の量が少ないため)
  • 汗をかきにくい(汗腺が大人より少ないため)

②体の機能が未発達

  • 汗を出すメカニズムが十分に発達していない(必要な時にタイミングよく汗を出すという指令がうまく出せない)

③照り返しの影響を受けやすい

  • 子どもは身長が低いため、大人よりも地面からの照り返しの影響を受けやすい環境にある。

熱中症の予防方法と「暑さ指数」について

💡 熱中症予防に効果的な服装

  • 重ね着をしない(肌着を着させず、服1枚のみでOK!)
  • ゆとりがあって風通しの良い服を選ぶ
  • 白色など、光を吸収しにくい明るい色の服が良い
  • 長袖は直射日光を遮るという点ではメリット有
  • 帽子をかぶって太陽の光を遮る

「暑さ指数」を行動の目安に

出典:環境省「熱中症予防情報サイト

娘たちの通う保育園でも、毎日その日の「暑さ指数」を基準に園での行動が決まります。
上記の表を保育園児の行動に置き換えると…

  • 気温35℃以上外遊び×水遊び×
  • 気温31~35℃外遊び×水遊び
  • 気温28~31℃外遊び(ただし休息を多め・かけっこなどは控えめに)
  • 気温24~28℃外遊び(ただし積極的に水分補給)

のような感じになります。
ご家庭でも目安のひとつにされると良いかもしれません。

熱中症かどうかを見分けるポイントは?

軽症・中等度の場合

  • 元気がない
  • 活気がなくなってきている
  • 発熱がある(しない場合もあり、何度以上の発熱が熱中症という具体的な目安もない。)
  • 汗をすごくかいている

最重症

  • 声をかけても反応しない、応答がおかしい(意識障害がある)
  • けいれん
  • 動きがおかしい

最重症の症状が出ている場合は、すぐに救急車を呼びましょう

しっかりと話せる年齢の子の場合は、「頭が痛い」「気持ち悪い」「疲れた」といった発言が出たら熱中症を疑いましょう。

熱中症を疑う症状が出たらどうしたらいいか

  • まずは涼しいところに移動
  • 衣服を脱がせる
  • 水分を取る

元気が戻るか確認し、戻ったらそのまま様子を見ても良いでしょう。
元気が戻らなかったり、気になる症状がある場合はためらわず病院を受診しましょう

いつも子どもを近くで見ている親や保育士さんの「なんかちょっといつもと違うかも?」という「違和感」を大切に!

まとめ

熱中症は予防が大切です。
これからの時期は、

  • 暑い環境に長時間いないようにする
  • こまめに休憩・水分を取る

ということに気を配り過ごしていきましょう!

特に小さい子どもは遊びに熱中してしまいますし、自分の状態をうまく把握できなかったり、言葉で伝えられない年齢の場合はより注意が必要です。
周りの大人が対策や観察を怠らないようにしましょう。

また、少しでも違和感や気になることがあればためらわずに病院を受診しましょう!
何もなければ安心できますので◎

頑張って夏を乗り切っていきましょう!

参考文献

NHK-すくすく子育て
日本体育協会 スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック
環境省熱中症予防情報サイト

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